政管健保 都道府県ごとに再編

厚労省社保庁改革の一環として政府管掌健康保険の運営を同庁から切り離し,都道府県ごとに分割,再編する検討に入ったとのこと.現在,保険料率は全国一律であるが,これが実現すると,各自治体が保険料を引き下げて,人の誘致をはかる,など独自の政策をすることが出来る.小さな政府実現のためには必要な措置である.また,国民・厚生年金の運営は新たな独立行政法人を作って同庁から移す案が浮上しているという.年金に関しては自治体ごとに制度がかわると,手続きなどが余計に煩雑になってしまいそうであるため,国が制度を決めるべきであると思う.ところで,独立法人化にしたところで,現状とどうちがうのだろう.いまいち理解できない.

政府管掌健康保険
政府の社会保険庁が管理・運営する医療保険制度.健保組合を持たない主に中小企業の従業員が加入する.