自民改憲試案 自衛隊の存在明示

自民党の新憲法起草委員会は「自衛のための組織を保有する」と明記するなど,憲法改正試案の骨格をまとめた.自衛隊については,警察予備隊のとき,すなわち1950年,本当に昔から賛否両論あるところだが,今なお存在について物議を醸している.個人的な意見であるが,今回の自民改憲試案によって自衛隊の存在が明示されたことに関しては,賛成である.「戦力の不保持」を謳っていても,自衛隊という存在があるし,アジア諸国からは,「あんなに巨大な軍隊(おそらく軍隊と思われているだろう)を持っているのに,明記してないのはおかしい」と思われていたのではないか.この試案が用いられるかは分からないが「くさいものにはふた」という精神は取り除いてほしい.