奥田経団連会長 米自動車の支援検討

日本経団連奥田碩会長は,米GMなどの経営不振について,米自動車業界を支援する考えを表明した.米国での日本車のシェアが30%を突破,拡大を続けており,GMは大幅赤字に陥ったため日米摩擦を憂慮したのだろう.日本車を値上げさせるとの考えも選択肢の一つとしてあるとのことだが,トヨタ自動車にとっては,米国でのシェアを減少させる要因にもなる.それとも,値上げによって米国での日本車のシェアが下がったとしても,トヨタのシェアは維持できるとふんだのだろうか.いずれにせよ,株取引開始直後に株価が下がっていることから,市場は評価していないということだろうか.