環境税 判断先送り

政府の地球温暖化対策推進本部は京都議定書で定めた温暖化ガスの排出削減目標を実現するため,工場などでの規制を強化,家庭,オフィスでは緩和という計画で,環境税導入の是非は先送りされた.環境税を導入しないのは,産業からの圧力のせいだろうか,それとも日本の経済成長が止まってしまうことを政府自身が恐れてのことだろうか.環境税を積極的に導入しているEU諸国を見習って,経済に悪影響を及ぼさない程度の税金をとり,環境保全に役立てるべきであろう.ある試算によればGDPへの影響は0.01%程度減少とあり微小であるとのこと.なぜ見送ったのか.理由が分からない.といいつつも,私が企業の経営者ならば余計に税金を取られるわけだから反対するだろうなとも思う.